赤ちゃんが下痢をするのは母乳が原因のときもある?

赤ちゃんが母乳を飲んで下痢をする原因は乳糖不耐性

風邪のあと急にうんち(下痢)の回数が増えた!という場合は乳糖不耐性の可能性が

 

”赤ちゃんが病気などをしたあと、

赤ちゃんの機嫌は良いけど、下痢のような軟らかいうんちの回数が急に増えた!”

 

このような症状は乳糖不耐性によるもの。(具体的な診断法は下記に示しております)

 

乳糖不耐性といっても大半の赤ちゃんが風邪やウイルス性の病気にかかるとなるものです。

「何でうちの子だけが!」と思われるかもしれませんが、日本人の半数ほどの方が乳糖不耐性で、私もそうなんです。

また、持論ではありますが乳糖不耐性は病気ではなく、

赤ちゃんの免疫システムにおいて必要なものだと考えています。(下記参照)

 

とは言っても、乳糖不耐性になって困るのは、大人の場合だと「牛乳を一気飲み出来ない」ぐらいのものですが、生後6ヶ月以内の赤ちゃんの乳糖不耐性だと「母乳を飲むたびに下痢をしてしまう」といった厄介者ですよね。

そこで赤ちゃんが乳糖不耐性になってしまった場合の対処をご紹介しましょう。

乳糖不耐性ってなに?その治療法

乳糖不耐性には

 

  • 稀ですが遺伝的に乳糖を分解する酵素がない先天性乳糖不耐症と

 

  • 風邪などをひき一時的に小腸の酵素活性が低下して後天性(二次性)乳糖不耐症

 

の2つがあり

前者の”先天性乳糖不耐性の場合、

出来るだけ、または完全に乳糖を除去したミルクを飲ませるといった方法があります。( ラクトレス、ボンラクトなど )

赤ちゃんの場合、離乳食は6〜7ヶ月ごろから始まるのでそれまではこうした方法を取り入れていきます。

 

 

後者の”後天性乳糖不耐性”の場合、

一時的に乳糖分解酵素ラクターゼを飲ませることもありますが、生後6ヶ月以降であれば、私個人的にはそこまでする必要はないと考えています。

大抵2〜3週間で治りますが、そのまま分解酵素が消えていく子も。”乳製品をとらなければ健康に生きていけない”ということは全くありませんので。

 

 

どうして乳糖を分解できないと下痢をするの?

小腸で乳糖を分解できなかった場合、大腸にそのまま流れ込んでしまいますよね?

水に溶けた乳糖は、その浸透圧によって大腸から水分を奪うように働くのです。

そうすると大腸に水分を吸収されずに軟便または下痢として排出されるのです。

 

浸透圧とは分かりやすくいえば、キュウリの塩揉み。

キュウリを塩でもむとキュウリから水分を奪うように働きますよね?

あれと同じ現象が大腸で起きているのです。

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それとともに腸内にすむ乳酸菌やビフィズス菌などの細菌によって乳糖から有機酸が作られます。有機酸(脂肪酸とも、酢酸や乳酸など)は大腸の収縮作用に直接働くため、便秘解消には効果があるのですが、

乳糖不耐性の場合、浸透圧によって軟便や水のような便になるのでそのまま下痢として出ちゃうのです。

 

 

乳糖が多量に大腸に届くとお腹が痛くなるのは?

乳糖が多量に大腸に届き、有機酸が多量に作られると大腸の収縮作用が過剰に働きすぎてお腹が痛くなったり、有機酸が作られる過程で多量の水素ガス(無害です)も発生するので、赤ちゃんのお腹が張ることもあります。

 

 

乳糖不耐性の診断方法

  • 不耐性だと乳糖から糖が出来ないので乳糖をのませても血糖が上がりません。そこで便中に糖が排泄されるか?または血糖値を測定することで診断します。

 

  • 先ほども述べましたが乳糖の多い溶液を飲んだ後、消化されない乳糖は腸内の細菌が分解、発酵し、その過程では水素や他のガスがでます。 ガスは体内に吸収され、最終的には息から出ます。そこで 呼気中水素濃度を測定し、診断されます。

 

  • 乳糖が大腸まで届くと有機酸が多量に生成するので、赤ちゃんのうんちは酸性になります。そこでphを測定し判断します。乳児や小児ではおもにこの診断方法を用います。

 

乳糖不耐性は病気なの?それとも正常なの?

これは腸内細菌に携わる私独自の考えですが、

乳糖不耐性は病気ではなく、正常な免疫システムなのでは?と考えています。

 

どうしてか?といいますと、

腸内細菌が免疫活性の70%以上も貢献していることをご存知でしょうか?

免疫を正常に働かせるためにも活性化させるためにも腸内にすむ善玉菌の働きが欠かせません。

腸内の善玉菌を優勢にさせるためには大腸内を酸性にする必要があります。

 

というのも悪玉菌は酸性には弱く、善玉菌が作り出す有機酸によって駆逐されていくからです。

 

つまり、病気になり免疫が低下すると、

再び免疫を強化させようと小腸の乳糖分解酵素を分泌させないように働かせ、

大腸の善玉菌を活性化させているのでは?

 

また、大腸の蠕動運動を過剰に働かせ、有害な細菌や物質を排除しようとしているのではないか?と思うのです。

 

今でこそ腸内細菌の重要さは皆、誰もが知っていることですが、

ちょっと前まではお医者も細菌の働きはとくに重要視されていませんでした。

それが今なお、医療という業界に根強く残っているような気がしてなりません。

 

と、あくまで私の推測です。

あまり深くは考え込まないで〜。

 

なお、赤ちゃんの腸内環境を整えるためにヨーグルトを食べさせるとかえって悪化させる場合もございます。

 

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