炭水化物制限ダイエットでリバウンドする原因は腸内細菌が短鎖脂肪酸を作らないから!

炭水化物抜きのダイエットがリバウンドの原因となるのは「エネルギー恒常性維持機能は腸内細菌によって察知されるから」!

のっけから「エネルギー恒常性維持機能」とか難しい言葉が出てきましたが、

これから説明する内容はけっして難しくはないと思いますので、

  • 「炭水化物制限ダイエットをしてもリバウンドしない方法」
  • 「ダイエットをすると必ず便秘になるから解決策を探している」
  • ダイエットによる体臭、いわゆるダイエット臭をなんとかしたい。
  • ダイエットによる肌荒れやニキビが出ないようにしたい。

という方は絶対に見ておいて下さいね。

 

 

さて、意外や意外。

この上記にあげたダイエットに伴う問題も私の専門分野である腸内細菌が大きく関わっていたのです。

 

 

食事制限のダイエットではリバウンドはつきものですが、

リバウンドの原因としてよく挙げられるのは、

 

  • 恒常性維持機能(ホメオスタシス)

ではないでしょうか?

 

リバウンドの原因となるホメオスタシスとは?

 

ホメオスタシスとは、恒常性維持機能のことで簡単に説明すると

  • 私たちの体内のさまざまな働きを常に一定に保とうとする機能

のこと。

 

これがどのようにリバウンドに影響してくるのかというと、

たとえば、

糖分を取らずにダイエットをすると、

「う〜ん、このままだと身体のエネルギー源となる糖分が足らないし、エネルギー不足になっちゃうから次に糖分が来たときはしっかりと蓄えておこう」

と、このように恒常性維持機能が働いてしまうんですね。

 

これがリバウンドの主な原因なのですが、

大抵、ダイエットをされている方はほとんどの方がご存知だと思います。

 

でも、ホメオスタシスのうち、「体内のエネルギー状態の指標」として腸内細菌が深〜く関わっていることはほとんど知られていないのでないでしょうか?

 

ホメオスタシスによってリバウンドが有機酸

 

さて、ホメオスタシスを働かすためには、

身体にエネルギーの過不足を判断するセンサーのようなものが必要になってきますよね?

 

だって、センサーがなければ、

「今、わたしの体ってエネルギー不足なの?それともエネルギー過剰なの?」

と、エネルギー状態が分からず、

  • 体内にエネルギーを溜め込むべきか、
  • エネルギーを使ってしまった方が良いのか?

恒常性維持機能が迷ってしまいますよね?

 

じつはこのセンサーのような役割を果たしているのが、

「腸内細菌が作り出す短鎖脂肪酸」なのです。

 

このセンサーさえ上手く騙すことができたら、ホメオスタシスに影響されず

食事制限によるダイエットを行ってもリバウンドせずに成功すると思いませんか?

 

大食いの人が痩せている傾向があるのもホメオスタシスです

私たちの体には「恒常性維持機能」(ホメオスタシス)と呼ばれる機能が働いています。先ほども述べたように、

 

炭水化物制限ダイエットを行うと

ホメオスタシスによって

「体のエネルギーが足らない!餓えに耐えれるように次はもっと脂肪を合成してエネルギーを蓄えよう」

だとか、

 

たとえば食事を過剰に摂る傾向にある場合だと

「エネルギー過剰になり過ぎ!使えるところでもっとたくさん使わないとヤバい」

 

となるわけです。

 

  • すごく太っている人が食事制限を行うだけで、一時的に短期間に急激に痩せてしまうのもこのため。
  • 逆にちょっと太っているぽっちゃりな人が、同じように食事制限を行ってもすごく太っている人に比べると痩せません。

 

TVや雑誌なんかでもすごく太っている人が

短期間で痩せる写真をよく見ますが、

騙されないで下さいね。

 

さて、

つぎはいよいよ食事制限によって脂肪の蓄積を促してしまうセンサー役の正体を暴いていきますよ。

 

リバウンドする人はどうして便秘になるの?便秘と腸内細菌とホメオスタシスの三角関係を暴く

さて、ここでちょっと面白い?因果関係を紹介しておきましょう。

 

過剰な炭水化物抜きの食事制限によるダイエットを行うと大半の方が便秘になる、

というお話を聞かれたことがあるかもしれません。

また、体験したこともあるかもしれませんね。

 

お気づきになった方もいるかもしれませんが、

 

ダイエットによって便秘になってしまう方は、ほぼ必ずリバウンドをしてしまうのです。

 

なぜ、こうしたことが起きてしまうのか?

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ここでちょっと興味深い研究成果をご紹介しますね。

 

木村郁夫率いる研究チームが「腸内細菌が作り出す短鎖脂肪酸が脂肪の蓄積を防ぐ仕組み」を解明!

 

京都大学薬学研究科の木村郁夫研究員らのチームは、

「腸内細菌が作り出す短鎖脂肪酸が、宿主である私たちの体内のエネルギー源として利用されているだけでなく、体内のエネルギー状態を判断する目安となっている」、ことを明らかにしたのです。

 

一体どのような研究を行ったのかというと、

 

研究チームは、脂肪組織に多く存在し、

脂肪の蓄積を防ぐ働きのある「GPR43」というタンパク質に着目し、次のような実験を行いました。

 

研究内容:

 

①普通のマウス

②GPR43を欠損させたマウス

③GPR43を過剰に持つマウス

 

を遺伝子操作により作り出し、脂肪を多く含むエサを与えたところ次のような結果を得ることが出来ました。

  • ②のGPR43を欠損させたマウスは体重と脂肪量が明らかに増加し、肥満の傾向を示した。
  • ③のGPR43を過剰に持つマウスは逆にやせる傾向を示した。さらに肥満型糖尿病になりにくいことが分かった。

 

次にこうした違いに腸内細菌が関係あるかどうかを確認するために、

  • 無菌マウス

  • 腸内細菌を抗生物質で除菌したマウス

を用いて、同様の実験をしました。

すると、

②のGPR43欠損マウスも

③のGPR43過剰マウスも

脂肪量に差は現れませんでした。

 

 

 

つまり、腸内細菌がいないとGPR43の多い少ないに関わらず、

肥満になったり逆に痩せたりといった変化が起こらないのです。

 

そして、研究チームはこれら成果から次のように結論づけています。

 

研究成果から得たすごい結論

過度な食事(炭水化物などの多糖類)によって過剰なエネルギーが得られたとき、

腸内細菌が多糖類を材料に作り出す短鎖脂肪酸が増えることによってGPR43が活性化され、

脂肪組織に過剰なエネルギーが蓄積されることを抑制する。

さらに筋肉のエネルギー消費量が増す方向へと誘導されます。

 

結果として、肥満やそれに伴う代謝機能の異常を防ぐと研究チームは結論しているのです。

 

つまり、エネルギー過剰になったときに、

それをいち早く感知し、正常に戻そうとするホメオスタシスのシステムに腸内細菌の働きがあったのです。

 

え〜っとつまりどういうことかというと、

 

あなたがたくさんの炭水化物や多糖類を含む食事をしますよね?

そうすると、腸内細菌は炭水化物や多糖類を原料に、

酢酸や乳酸、酪酸などの短鎖脂肪酸をたくさん作り出します。

 

そうすると、GPR43が

「大腸内でエネルギーが多量に発生したぞ。

脂肪の蓄積をできるだけ防ぎ、筋肉でのエネルギー消費量を多くしなくては!』

と、思うのか?(分からないけど)ぐいぐい活性化され、肥満や糖尿病を防ぐのです。

 

 

ここまでのまとめ:炭水化物制限ダイエットによるリバウンドの原因は?

 

さて、ここまでの解説を踏まえ、まとめてみますと

 

  • 炭水化物を抜くと腸内細菌によって短鎖脂肪酸が作られなくなる
  • 短鎖脂肪酸が作られなければ脂肪の蓄積を防ぐGPR43は活性化出来ず、ホメオスタシスによって体内にエネルギーを脂肪として蓄えようとする。
  • そうするとリバウンドによって太る

 

ということは分かって頂けましたよね?

 

とすると、やはり炭水化物を抜くダイエットはリバウンドを誘発し太る、

という結果にしかならないのですが、

 

じつは炭水化物を抜くダイエットをやっても腸内細菌に短鎖脂肪酸を作ってもらうことは出来るのです!

しかも、便秘やダイエット臭、肌荒れやニキビまで解決する方法が!

 

さて、ちょっと長くなりましたのでこれはまた次のページで解説しましょう。

 

 

 

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